[東京スタジオ/ストレッチの達人®︎が解説]
瘢痕組織が可動域・動作を制限し、スポーツのパフォーマンスへ波及するメカニズム
瘢痕組織が可動域・動作を制限し、スポーツのパフォーマンスへ波及するメカニズム
- 瘢痕組織とは?
- ケガ・手術・炎症などで損傷した組織が修復される際、正常な筋線維や筋膜とは異なる密なコラーゲン線維として残存
- 皮膚表面だけでなく、筋膜・筋肉・腱・靱帯レベルでも形成されるため“隠れ瘢痕”が多い
- 瘢痕による“滑走性ロック”が可動域を奪う
- 筋膜同士が癒着→筋肉の伸縮に伴う層間滑走が阻害
- 動作時に周囲組織を引っ張り、つっぱり・詰まり・動作痛が出現
- 癒着は体性‐自律神経を刺激し交感神経優位に→筋緊張がさらに亢進
- 典型的な肩こりへの連鎖
- ①頸部・鎖骨・胸部の手術痕や交通事故瘢痕
- ②小胸筋・前鋸筋・僧帽筋が滑走不全→肩甲骨の外転/挙上を誘発
- ③肩甲骨が固定され、僧帽筋上部に“引っ張られ痛”→慢性肩こり化
- パフォーマンスへの連鎖パターン
- ①帝王切開・盲腸・腹腔鏡手術の瘢痕が腹壁深層をロック
- ②腸腰筋・腹横筋・骨盤底筋の協調が乱れ、骨盤前後傾の微調整不能
- ③脊柱起立筋が代償収縮→腰椎前弯過剰・椎間関節ストレス→慢性腰痛へ
- 瘢痕+筋膜癒着が引き起こす“遠隔痛”
- 痛みの発生源は瘢痕でも、感じる部位は離れた肩・腰・股関節・膝など
- 筋膜ライン(スーパーフィシャルバックライン/ディープフロントライン等)を介し張力が伝搬
- 見落とされがちな症状サイン
- 傷口は小さいのに「動かすと必ず引きつれる」
- 天候変化で古傷周辺が疼く
- 同じストレッチをしても左右で伸び感が異なる
- 画像検査で異常がなくても要注意
- X線・MRIは骨や大きな軟部組織病変は解るが、瘢痕の滑走不全までは映らない
- “構造的異常なし”でも症状が続く場合、瘢痕癒着を疑う価値大
- 三位一体アプローチで根本改善へ
- ①瘢痕組織リリース:瘢痕・癒着部を多方向からやさしく剥離し組織滑走を回復
- ②筋膜はがしストレッチ:筋膜ライン全体を伸張+剪断で再滑走化、遠隔張力を均等化
- ③トリガーリリース:硬結・過緊張部のトリガーポイントを解除し神経‐筋反射をリセット
- 施術後の期待変化
- 伸ばすと感じた“引っかかり”が消失し関節可動域が拡大
- 肩甲骨・骨盤の動きが同期し姿勢が自然に整う
- 血流・リンパ流が改善し、こり感やだるさが自覚的に軽減
- セルフケアのポイント
- 傷痕を指腹で軽く円を描きながら皮膚を上下左右へ3分動かす“スキンロール”
- 深呼吸+体幹伸張ストレッチで腹壁・胸郭の筋膜ラインを毎日リリース
- 痛みや強い張力を感じたら無理せず専門家へ相談
- まとめ
- パフォーマンスへの影響の長期化は“痛む場所=原因”の思い込みが落とし穴
- 瘢痕由来の筋膜癒着を見逃すと、マッサージやストレッチ効果は一時的
- 瘢痕組織除去+筋膜はがし+トリガーリリースの三位一体施術が、可動域制限と慢性痛の根本改善への近道
🎓 監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®」創始者・代表
🟦 専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
開発施術:
- 骨盤はがし - 肩甲骨はがし
- 肋骨リブート - 可動域ブースト
- 体軸チューニング - トリガーリリース
(商標登録済含)
※主婦の友社
『腰痛に効く!全国治療院ガイド』にて
山﨑総院長(東洋)中医学博士が取材を受け全国19人の名治療家として紹介されました。
またTV、雑誌で難治症状を治す治療家として紹介頂きました。
「山﨑中医学博士 トレーナー経歴」
多種多様の世界チャンピオン、メダリスト、一流プロアスリートを育成、担当、業界日本1の実績!
日本プロ野球機構、プロ野球現役投手、日本相撲協会(部屋)、
「TV/雑誌/講演等 山﨑中医学博士取材及び出演」
近畿圏放送 読売テレビ すまたん、 全国放送TBS イカさまタコさま、全国放送 TV asahi 中井正弘の怪しい本の集まる図書館、全国放送 日本テレビ ズームインスーパー、近畿圏放送 毎日放送 ちちんぷいぷい、全国放送 TBS スーパーフライデー 等
雑誌SAVVY 雑誌hanako、雑誌Scawaii、雑誌シュシュ、
講演 関西ビューティフェスティバル、ビューティフェスティバル、ビューティジャパンセミナー、大阪市主催健康セミナー等
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