“骨盤矯正って本当に意味ある?”最新の見解を専門家が解説

“骨盤矯正って本当に意味ある?”最新の見解を専門家が解説
「骨盤矯正」という言葉をよく耳にしますが、
「意味あるの?」「整体で数回受けても戻るって聞くけど?」と
半信半疑の方も多いのではないでしょうか。
今回は、20年以上の臨床経験をもつ施術家が、
骨盤矯正の本当の意味・効果・そして最新の考え方について詳しく解説します。
✅ 骨盤矯正とは?従来の考え方
- 骨盤が“歪む”ことで、体に不調が出るという理論に基づき、
- 外部からの手技や矯正ベルトなどで骨盤の位置を整えるという施術。
- 特に出産後やデスクワーク中心の人に人気。
- 整体やカイロプラクティックで多く使われる手法。
✅ 【実は】「骨盤は歪む」という表現はやや誤解
- 最新の解剖学・運動学的な見解では、骨盤は大きくズレることは基本的にありません。
- しかし、**仙腸関節や周囲筋膜・筋肉の“硬さや非対称性”**が「歪み」として認識されている。
- 真の問題は「骨盤周囲の柔軟性・可動域の偏り」であり、骨自体がねじれるわけではない。
✅ 骨盤矯正が意味ある“本当の理由”
- 筋膜や関節包の癒着を解放することで、骨盤の動きが回復する。
- 骨盤は“動かない骨”ではなく、歩行・姿勢・呼吸・内臓機能と密接に関係。
- 骨盤が適切に“しなる”ことで、背骨や股関節、肩甲骨まで連動しやすくなる。
- 特に女性は、月経・妊娠・出産により骨盤まわりのダメージを受けやすく、ケアの重要性は高い。
✅ 形だけ整えても意味がない? “本質的なアプローチ”とは
- 単に「骨盤の位置」を矯正しても、数日で元に戻るのはよくある話。
- 大切なのは以下の要素:
- 骨盤周囲筋の左右差を整える(腸腰筋、ハムストリングス、内転筋など)
- インナーマッスルの活性化(腹横筋、骨盤底筋群)
- 呼吸と骨盤の連動(肋骨との連動が重要)
- 日常動作のクセ修正(座り方、歩き方、立ち方)
✅ 最新の骨盤矯正=“筋膜・関節機能の調整”
- 現代では、いわゆる「バキバキ系」ではなく、
- 筋膜はがし
- 骨盤はがしストレッチ
- 可動域ブースト
- 体軸チューニング
などの、“動き”の改善に特化した施術が主流に。
- 「固定する」より「しなやかに動かせる」状態こそが、真の骨盤矯正。
✅ 専門家の見解:骨盤は“動かして整える”時代へ
- 短期的に“整ったように見える”施術では、根本的改善は難しい。
- 一人ひとりの姿勢・可動域・筋膜の癒着状態に合わせたオーダーメイドアプローチが必要。
- 骨盤は、全身の中心軸。だからこそ「見た目だけの矯正」ではなく、
“動きの質”の向上を目指すケアが重要です。
🔻まとめ
「骨盤矯正=無意味」は誤解。
ただし、形だけ整える矯正ではなく、**“骨盤がしなやかに動く状態をつくる”**という意味での矯正こそが現代の本質。
腰痛・猫背・下半身太り・不妊・産後不調など、幅広い不調の根本に骨盤は深く関わっています。
今こそ、「骨盤矯正=動きの再教育」という新常識へ。
🎓 監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®」創始者・代表
🟦 専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
開発施術:
- 骨盤はがし - 肩甲骨はがし
- 肋骨リブート - 可動域ブースト
- 体軸チューニング - トリガーリリース
(商標登録済含)
プロアスリート・芸能関係者・高齢者まで幅広く対応
宝塚歌劇団、Jリーグ、五輪代表選手など専属指導歴あり
講演・発表実績:30回以上
全国放送多数「ズームインスーパー」、地方放送多数、女性誌など出演・掲載多数
🟥拠点(全国対応)
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