昔の常識 → 今では非常識
ダンサーは体幹を鍛える=腹筋を鍛える、はもう古い!

昔の常識 → 今では非常識
ダンサーは体幹を鍛える=腹筋を鍛える、はもう古い!
❌ 昔の常識:体幹=腹筋という思い込み
かつては「体幹を鍛える=腹筋トレーニング」と考えられ、ダンサーにとって腹直筋の強化が最重要とされていました。クランチやレッグレイズ、プランクなど、いわゆる“腹筋運動”が当たり前のように指導されてきました。
しかし、近年の身体科学では、「体幹は単なる“固定”ではなく、動きを支える“連動システム”である」と大きく認識が変わってきています。
✅ 今では非常識:腹筋だけ鍛えても“踊りは上手くならない”
実際のダンスでは、身体を大きくしなやかに使う必要があるため、腹筋で固めすぎると逆に以下のような弊害が生まれます。
▽ 腹筋だけではダンスパフォーマンスが落ちる理由
- 肋骨の動きが硬くなる → 呼吸が浅くなり表現力低下
- 背中(伸展側)が使えなくなる → アラベスク・バレエでの反りが難しくなる
- 骨盤の傾きが固定される → ピルエットなどで軸が安定しなくなる
- 「固める体幹」になりすぎる → ダイナミックな動きができない
✅ 現代の“正しい体幹”の考え方とは?
体幹は「動いてコントロールするもの」
- 呼吸に合わせて肋骨と横隔膜が上下に動く
- 骨盤と背骨の連動性が保たれている
- 上半身と下半身のねじれとしなりが使える
- インナーマッスルと筋膜の連動によってブレが減る
✅ ダンサーに本当に必要な体幹の要素(箇条書き)
- 肋骨と肩甲骨の可動性(上半身のしなやかさ)
- 骨盤の柔軟性と左右対称性(下半身との連動)
- 背骨のしなり・弾力(動きの流れを生む)
- 足指と足裏のセンサー感覚(重心とバランス調整)
- 横隔膜と骨盤底筋の協調(呼吸と安定力)
✅ 改善アプローチ:鍛える前に“整える”
筋トレの前に身体の土台を整えることが、ダンサーの体幹を飛躍的に向上させます。
専門家が推奨する体幹整備メニュー:
- 骨盤はがし®:動かせる骨盤にして、上半身との連動をスムーズに
- 肋骨リブート:呼吸力と表現力を取り戻す
- 体軸チューニング®:中心軸を感じ、動きのブレを減らす
- 肩甲骨はがし®:腕・背中・肋骨の可動性を高める
- 筋膜リリース:関節と筋肉の滑走性を改善し、連動性を高める
✅ まとめ
「腹筋さえあれば体幹は安定する」という考えは、もはや過去のもの。
今は、“動ける体幹”“しなる体幹”が重要です。
ダンサーにとって必要なのは、固める腹筋ではなく、
呼吸・肋骨・骨盤・肩甲骨・足の感覚が連動した全身のコントロール力です。
🎓 監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®」創始者・代表
🟦 専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
開発施術:
- 骨盤はがし - 肩甲骨はがし
- 肋骨リブート - 可動域ブースト
- 体軸チューニング - トリガーリリース
(商標登録済含)
プロアスリート・芸能関係者・高齢者まで幅広く対応
宝塚歌劇団、Jリーグ、五輪代表選手など専属指導歴あり
講演・発表実績:30回以上
全国放送多数「ズームインスーパー」、地方放送多数、女性誌など出演・掲載多数
🟥拠点(全国対応)
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