180度開脚ができない骨格|専門家が解説する“構造的に難しい人”の特徴
🧑⚕️180度開脚ができない骨格|専門家が解説する“構造的に難しい人”の特徴
✅この記事でわかること
- 骨格的に180度開脚ができない人は本当にいるのか?
- 開脚に大きく影響する「股関節の構造」
- 骨格の限界と柔軟性の限界はどう違うのか?
- 180度を目指すべき人・目指さなくていい人の見極め方
- 自分に合った柔軟性向上の正しいゴール設定
🦴そもそも「骨格的に開脚できない人」はいる?
結論:います。
人の股関節(股関節の寛骨臼と大腿骨頭)は、
生まれつき関節のはまり方や傾斜角度、骨の長さ・向きに個人差があります。
そのため、「どれだけストレッチしても180度にはならない」骨格の人もいます。
🔍180度開脚が構造的に難しい人の骨格の特徴
- 股関節の寛骨臼が深い
→ 大腿骨が深くはまり込み、外に開きにくい - 大腿骨頚部の前捻角が大きい(ねじれが強い)
→ 外旋が苦手で、脚を外側に開く動きが制限されやすい - 骨盤の横幅が広く、傾斜が強い
→ 内転筋が詰まりやすく、股関節が開きにくい - 股関節の靭帯(腸骨大腿靭帯など)が強く張っている
→ 物理的に可動域の制限がかかりやすい - 先天的な股関節形成不全や左右差がある
→ 無理に開くと関節に負担がかかりやすい - 骨盤が後傾しやすい体型(猫背・体幹が弱い)
→ 骨盤が立たず、可動域が出ない状態になりやすい
📌180度開脚=“優れている”ではない
柔軟性を高めることは素晴らしいことですが、
骨格構造に逆らって無理をすると、ケガや炎症の原因になります。
▶ 重要なのは「180度」ではなく、「骨盤を立てた状態で、どれだけ股関節が機能的に動くか」。
✅こんな人は180度開脚を無理に目指さなくてOK
- 股関節を開くと“骨が詰まるような感覚”がある
- 無理に開くと鼠径部(そけいぶ)や膝に痛みが出る
- 何ヶ月やっても開脚角度にほとんど変化がない
- 腰が丸まってしまって「姿勢保持が苦しい」
➡ こういった人は、「骨格の限界」の可能性大です。
💡目標は“180度”ではなく“機能美”
- 骨盤を立てて上体を前に倒せる
- 日常生活で疲れにくい柔軟性
- 歩く・しゃがむ・立つがスムーズにできる
✅まとめ|180度にこだわらなくていい理由
骨格のタイプで限界角度は人それぞれ無理に開いても姿勢が崩れてしまうと効果なし
大事なのは「骨盤の角度+股関節の機能性」
🎓 監修:山﨑中医学博士/ストレッチの達人代表
臨床経験20年以上。プロアスリートから高齢者まで幅広く指導。
ストレッチの達人®
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