専門家が解説】むくみ体質は変えられる?|脚が太くなる姿勢の癖とは
【専門家が解説】むくみ体質は変えられる?|脚が太くなる姿勢の癖とは
✅はじめに|「夕方になると脚がパンパン」「脚だけ痩せない」は“体質”ではないかも
「立ちっぱなし・座りっぱなしで足がだるい」
「マッサージしてもすぐ戻る」
「体重は落ちたのに脚の太さだけ残る」
実はこうした悩みの多くは、「むくみ体質だから」ではなく、日常の姿勢や使い方のクセが原因です。
この記事では、「ストレッチの達人」代表・山﨑中医学博士が、
✔ むくみ体質と誤解されやすい姿勢の問題
✔ 脚が太くなる“癖”の正体
✔ 根本からむくみにくい身体に変える方法
を専門的な視点からわかりやすく解説します。
✅むくみ体質と思っている人の9割が知らない“姿勢の落とし穴”
▶① 重心が「かかと」または「外側」に偏っている
立っている時に重心が外に流れていると、
- ふくらはぎのポンプ機能が働きにくい
- リンパや静脈の流れが停滞しやすい
- 足首や足の甲に水分が溜まりやすくなる→ これが“むくみ体質”と呼ばれる状態の原因です。
▶② 骨盤が後傾 or 左右に歪んでいる
骨盤の傾きやねじれがあると、下半身への血流・リンパの流れが悪化します。
特に、骨盤が後傾していると脚の前側が張りやすくなり、代謝されない水分が太ももに溜まりやすくなります。
▶③ 足首・膝・股関節が「固まって」動かない
むくみやすい人の多くは、日常動作で足首や膝がしっかり使えていません。
→ 筋肉・筋膜が“ポンプのように動く”構造が働かず、水分や老廃物が滞る結果、脚が「だるい・重い・太く見える」状態に。
✅マッサージやサプリで改善しない本当の理由
- 流しても「戻ってくる」
- 流れやすい体に“整っていない”
- 筋膜の滑りが悪く、循環が機能しない
一時的な対処では根本改善になりません。体の使い方そのものを見直す必要があります。
✅むくみ体質を脱却するための3ステップ
▶ステップ① 足首・ふくらはぎ・内ももの筋膜リリース
特に癒着しやすい部位:
- 足首周囲(ヒラメ筋・アキレス腱)
- ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)
- 内もも(内転筋群)
→ トリガーリリースストレッチで滑走性を改善し、ポンプ作用を取り戻します。
▶ステップ② 骨盤と重心バランスのリセット
骨盤を正しい位置に立て、足裏の「3点支持(母趾球・小趾球・踵)」に重心を整えることで、
✔ 血液やリンパの流れがスムーズに
✔ 脚が太くなりにくく、むくみにくい立ち姿勢に
▶ステップ③ 呼吸と姿勢感覚を再教育する
横隔膜と骨盤底筋の連動を回復し、
✔ 深い呼吸
✔ お腹・脚の筋肉が自然に使われる状態
を作っていくことで、「循環しやすい身体」へとリセットしていきます。
✅Before/After|むくみ改善の実例
▷ Before:夕方には脚がパンパン/常にだるさがある/足首が見えない
▷ After:立ち姿が軽くなり、脚が自然にスッキリ見える/同じ姿勢でもむくみにくくなった
▷ 多くの方が「脚のシルエットが変わった」「毎日の疲れが減った」と実感
✅まとめ|むくみは「体質」ではなく「使い方」の問題
✔ むくみやすさは「骨格・筋膜・重心の癖」が原因のことが多い
✔ マッサージや筋トレでは届かない“深部の滑走性”を整えることが鍵
✔ 正しい姿勢軸と日常動作の見直しで、“むくまない体”はつくれる
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