【専門家が解説】「まっすぐ立てない」は病気ではない|姿勢軸リセット法とは?
【専門家が解説】「まっすぐ立てない」は病気ではない|姿勢軸リセット法とは?
✅はじめに|「まっすぐ立ってるつもりなのに、歪んで見える…」
「人から“傾いてる”と言われるけど自分ではわからない」
「気をつけて立っても、ふらついたりバランスが崩れる」
「整体や整形外科に行っても“異常なし”で終わってしまう」
このような悩み、病気ではなく“姿勢軸のズレ”によるものかもしれません。
この記事では、「ストレッチの達人」代表・山﨑中医学博士が、
✔ まっすぐ立てない原因はなにか?
✔ なぜ病院では「異常なし」と言われるのか?
✔ 軸を整える「姿勢軸リセット法」とは何か?
を専門的な視点でわかりやすく解説します。
✅「まっすぐ立てない」は、ほとんどが構造と習慣の問題
▶① 脳と身体の“まっすぐ感覚”がズレている
人は、「自分の感覚でまっすぐ」と「他人から見てまっすぐ」が一致していないことがよくあります。
これは、筋肉や関節のアンバランスにより、脳がズレた姿勢を“正しい”と誤認識している状態です。
▶② 土台(骨盤・足部)の崩れが全身に影響する
骨盤や足裏の接地がズレていると、
- 片足重心になる
- 背骨や首の位置が左右非対称になる
- 体幹の筋肉の使い方も偏る
→ この状態でいくら「まっすぐ立とう」としても、バランスが取れず違和感だけが残ります。
▶③ 筋膜の癒着や関節の微細なズレが“軸感覚”を狂わせる
特に次の部位に癒着があると、姿勢軸が崩れやすくなります:
- 腸腰筋(骨盤〜太ももをつなぐ)
- 横隔膜(呼吸の中心)
- 肋骨まわりの筋膜(前鋸筋、小胸筋など)
- 内転筋やハムストリングス(骨盤の安定を支える)
✅病院では「異常なし」なのに違和感が消えない理由
医療機関で行う検査(レントゲン、MRIなど)は、“静止状態”の構造的異常を探します。
しかし実際に違和感や不安定感を生んでいるのは、
✔ 動作時の軸のズレ
✔ 神経と筋膜の連携不全
✔ 脳の姿勢感覚の誤作動
→ これらは画像には映らず、「異常なし」と診断されてしまうのです。
✅まっすぐ立てない人のための「姿勢軸リセット法」3ステップ
▶ステップ① 筋膜トリガーリリースで“癒着”を解除
体幹が歪んで感じる方の多くに、**深層筋や筋膜の癒着ポイント(トリガー)**があります。
とくに:
- 腸腰筋、腰方形筋
- 前鋸筋、小胸筋
- 内転筋群
→ これらをリリースすると、軸の中心に力が通りやすくなります。
▶ステップ② 呼吸と足裏重心の再構築
深い呼吸ができない状態では、横隔膜の動きが制限され、体幹が安定しません。
加えて、足裏の「かかと/母趾球/小趾球」3点接地が整うことで、無理なく軸を感じられる身体に。
▶ステップ③ 脳の“正しい姿勢感覚”を再教育
リセット後の身体に、「これが正しい軸だよ」と脳に覚えさせることで、
✔ 力まず立てる
✔ 緊張なくバランスが取れる
✔ 姿勢の戻りグセが起きにくくなる
という状態をつくっていきます。
✅Before/After|姿勢軸リセット施術の実例
▷ Before:重心が左右にズレ、まっすぐ立っているつもりでも傾いていた
▷ After:骨盤が整い、足裏で地面を均等に踏めるように/肩や首の力みも消失
▷ 体感:不安定感がなくなり、「立つのが楽」と感じる方多数
✅まとめ|「まっすぐ立てない」は治せる体のクセです
✔ 病気ではない「感覚のズレ」や「構造の歪み」が原因のことが多い
✔ 静的検査ではわからない“姿勢軸の崩れ”を整えるには、動的アプローチが必要
✔ 正しく整えたあとは、“脳が覚える”までが本当の改善ステップ
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