【専門家が解説】前屈が苦手な人が間違えている3つのポイント|正しく柔らかくなる方法

【専門家が解説】前屈が苦手な人が間違えている3つのポイント|正しく柔らかくなる方法
✅はじめに|「前屈が全くできない…」それ、努力の方向が間違っているかも?
「前屈で手が床に届かない」
「腰から曲げるはずが、背中ばかり丸まる…」
「ストレッチしても全然柔らかくならない」
その悩み、実は“やり方のミス”が原因かもしれません。
本記事では、全国で施術を行う「ストレッチの達人」代表・山﨑信治(施術家歴20年)が、
前屈が苦手な人がよくやってしまう3つの間違いを徹底解説。
正しい柔軟性の引き出し方もお伝えします。
✅前屈が苦手な人が間違えている3つのポイント
▶① 背中から曲げている(骨盤が動いていない)
前屈で本来動かすべきは「骨盤の前傾」。
しかし多くの人は、腰椎や胸椎(背中)を丸めるだけで、骨盤がまったく動いていません。
✔ 腰から曲がっている感覚がない
✔ お腹と太ももが離れたまま
この状態だと、いくらストレッチしても股関節が開かず、柔軟性は高まりません。
▶② ハムストリングスばかり伸ばしている
「前屈=太もも裏を伸ばす」だけだと思っていませんか?
実は、前屈には複数の筋肉と筋膜が関係しています。
重要なのは以下の筋肉・筋膜:
- 大腿筋膜張筋(太もも外側)
- 内転筋群(内もも)
- 腰背部の筋膜ライン
- ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)
つまり、「ハムストだけ」では不十分。全身の連動を整えることが鍵です。
▶③ 痛いほど伸ばしている(脳がブレーキをかけている)
「効いてる感」が欲しくて、限界まで伸ばす…
これ、実は逆効果です。
人間の身体は、急なストレッチ刺激に対して筋肉を守るために防御反射(伸展反射)を起こします。
→ 無意識に「これ以上伸びないように」筋肉を固めてしまい、結果として柔らかくなりません。
✅正しい前屈力をつける3つのステップ
▶ステップ① 骨盤を前に倒せる体の使い方を覚える
座って足を伸ばした姿勢(長座)で、
骨盤から「前傾」させるよう意識してみてください。
✔ 背筋はまっすぐ
✔ 太ももを腹に近づける感覚
✔ 背中を丸めない
初めは少しの傾きでもOK。動かす部位を正しく意識することが第一歩です。
▶ステップ② 筋膜と深層筋をゆるめる
当院では、「トリガーリリースストレッチ」で前屈に関与する筋膜と深層筋の滑走性を改善。
特に硬くなりやすい:
- 大腿筋膜張筋
- 内転筋
- ハムストリングス
- 脊柱起立筋周囲
これらをピンポイントでゆるめることで、前屈の可動域がその場で変わります。
▶ステップ③ 呼吸を使って脳をゆるめる
呼吸に合わせて「吸って→吐きながら少しだけ深める」
このサイクルを使うと、脳の緊張がほぐれ、筋肉がゆるみやすくなります。
リラックスした状態で行うことで、身体の自然な柔軟性が引き出されるのです。
✅まとめ|柔らかくならないのは「体質」ではない
「前屈が苦手=体が硬い」ではなく、
✔ 骨盤が使えていない
✔ 間違った部位ばかり伸ばしている
✔ 伸ばしすぎて脳がブレーキをかけている
これらが原因です。
正しい方法でアプローチすれば、前屈力は必ず伸びます。
✅柔軟性を高めたい方へ|専門家による施術も受付中
🎓 監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®」創始者・代表
🟦 専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
開発施術:
- 骨盤はがし - 肩甲骨はがし
- 肋骨リブート - 可動域ブースト
- 体軸チューニング - トリガーリリース
(商標登録済含)
プロアスリート・芸能関係者・高齢者まで幅広く対応
宝塚歌劇団、Jリーグ、五輪代表選手など専属指導歴あり
講演・発表実績:30回以上
全国放送多数「ズームインスーパー」、地方放送多数、女性誌など出演・掲載多数
🟥拠点(全国対応)
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