昔の常識 → 今では非常識「運動後のアイシングは必須」
昔の常識 → 今では非常識
「運動後のアイシングは必須」
→ 実は、アイシングは状況によって逆効果になることも。近年の研究では、**「自然な炎症反応を抑えすぎると回復が遅れる」**という報告が増えています。
✅ 昔はこう信じられていた
- 怪我予防や筋肉の炎症を抑えるには「アイシングが最適」とされていた
- 野球やサッカーなどの現場で、練習や試合後に「氷のう」や「アイスバス」が当たり前の光景だった
- RICE処置(Rest, Ice, Compression, Elevation)がゴールデンルールとされていた
- 筋肉痛=炎症=冷やすことで抑える、というシンプルな発想
✅ 今の研究でわかってきたこと
- アイシングは「炎症反応(修復プロセス)」を人工的に止めてしまう
→ 筋肉の成長や再構築に必要な「サイトカイン」や「成長ホルモン」の働きを抑制 - 冷やすことで血流が低下し、酸素や栄養の供給が遅れる
→ 結果、筋繊維の修復が遅れる - 筋力アップやパフォーマンス向上を狙うトレーニング後にアイシングすると、筋肥大の妨げになるという報告も
- 炎症は“悪”ではなく、“身体の正常な修復反応”であることが明確に
✅ 現在主流の考え方(状況別)
- 【軽い運動後】
→ 冷やす必要なし。むしろ、血流を促進して回復を早める(例:ストレッチ、ウォーキング) - 【筋トレ後・競技後】
→ 成長・再構築の観点から、アイシングせず自然回復を優先 - 【急性の外傷(ねんざ・打撲・脱臼)】
→ 48時間以内であれば「一時的な鎮痛目的」でアイシングが有効 - 【慢性の痛み・張り】
→ 温める(血流改善)方が効果的なケースが多い
✅ トップアスリートの現場でも変化が起きている
- 海外のプロチームでは「アイスバス廃止」の動きが加速
- リカバリーの柱は「血流促進」「筋膜リリース」「呼吸の調整」などにシフト
- アイスバスより「軽い動きと循環改善」の重要性を強調するトレーナーが増加
✅ 専門家からの結論
- 「とりあえず冷やす」は、すでに時代遅れ
- 身体の状態を見極め、「冷やすか・動かすか・温めるか」を選択することが重要
- 体感や回復感も含めて、個別に最適なリカバリー方法を選ぶべき
🎓 監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®」創始者・代表
🟦 専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
開発施術:
- 骨盤はがし - 肩甲骨はがし
- 肋骨リブート - 可動域ブースト
- 体軸チューニング - トリガーリリース
(商標登録済含)
プロアスリート・芸能関係者・高齢者まで幅広く対応
宝塚歌劇団、Jリーグ、五輪代表選手など専属指導歴あり
講演・発表実績:30回以上
全国放送多数「ズームインスーパー」、地方放送多数、女性誌など出演・掲載多数
🟥拠点(全国対応)
福岡|広島|兵庫|大阪|名古屋|東京|札幌(全国あり)
※公式HP:https://stretch-tatsujin.com
2025年07月24日 19:31