O脚が治らないのは歩き方ではなく“股関節と筋膜”のせい

【専門家が解説】O脚が治らないのは歩き方ではなく“股関節と筋膜”のせい
✅はじめに|「正しく歩いてるのにO脚が治らない」そんな方へ
「O脚を治したくて歩き方を意識している」
「整体や体操を続けているけど効果がない」
「スネが外にねじれている気がする…」
その悩み、原因を“歩き方”だけに絞っていることが改善の妨げかもしれません。
この記事では、「ストレッチの達人」代表・施術家歴20年以上の山﨑中医学博士が、
✔ O脚が治らない本当の理由
✔ 見逃されやすい“股関節と筋膜”の問題
✔ 改善に必要な3ステップ
を専門的に解説します。
✅そもそもO脚とは?|見た目以上に体に負担が
▶ O脚の定義
O脚とは、立ったときに「両膝がつかない」「膝下が外に開いてしまう」状態。
見た目の問題だけでなく…
✔ 膝関節への負担増
✔ 外側重心による股関節・腰へのゆがみ
✔ 将来的な変形性膝関節症のリスク
にもつながる、見逃せない骨格バランスの崩れです。
✅O脚が治らない3つの本当の理由
▶① 歩き方の“結果”でO脚になっているだけで、“原因”は別にある
多くの方が「歩き方のクセがO脚の原因」と思っていますが、
実際には股関節の可動域制限や筋膜の癒着が原因でO脚姿勢になってしまっているケースがほとんどです。
▶② 股関節が内旋しにくくなっている
股関節の「内旋(内向きに回す動き)」が制限されていると、
脚全体が外に向いたまま固定されてしまい、膝下のねじれ=O脚姿勢が癖になります。
▶③ 大腿筋膜張筋・腓骨筋の過緊張
脚の外側にある筋肉(大腿筋膜張筋や腓骨筋)が硬くなると、
重心が外側に逃げてしまい、膝同士が自然に開いてO脚を強化します。
✅セルフでわかるO脚タイプ別チェック
▶チェック① 膝とくるぶしが同時につかない
→ 両膝が離れ、くるぶしもつかない場合は構造的なねじれと股関節制限の可能性大
▶チェック② つま先をまっすぐにして立つと、足全体が開いて見える
→ 股関節の外旋優位、骨盤の開きも伴っているサイン
✅O脚改善に必要な3ステップアプローチ
▶ステップ① 股関節まわりの筋膜をゆるめる
当院の「トリガーリリースストレッチ」では、
✔ 大腿筋膜張筋
✔ 中臀筋・小臀筋
✔ 腸脛靭帯ライン
✔ ハムストリングス・内転筋群
などO脚に関与する深層筋膜を的確にリリースします。
▶ステップ② 股関節の内旋・外旋を再教育する
O脚の方は、「正しく回す」感覚が体に残っていません。
動きの再教育と、骨盤・股関節のアジャストで、脚が自然に内に収まりやすくなる状態をつくります。
▶ステップ③ 正しい脚のラインを脳に記憶させる
施術後は「正しい足の位置で立ち続ける」「重心を内側に置く」ことで、
脳に正しい脚の配置を再学習させる必要があります。
✅Before/Afterでの変化(一例)
▷ 施術前:つま先と膝が外を向いている/立位で膝がつかない
▷ 施術後:骨盤が安定し、足が正面を向く/膝の距離が縮まる
✅まとめ|O脚改善の鍵は「股関節と筋膜」にあった
✔ 歩き方を変えるだけでは不十分
✔ 脚のラインは“股関節の位置”で決まる
✔ 外側重心・筋膜の癒着を放置すると、どんどん悪化する
正しい評価とアプローチがあれば、O脚は見た目も機能も改善できます。
🎓 監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®」創始者・代表
🟦 専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
開発施術:
- 骨盤はがし - 肩甲骨はがし
- 肋骨リブート - 可動域ブースト
- 体軸チューニング - トリガーリリース
(商標登録済含)
プロアスリート・芸能関係者・高齢者まで幅広く対応
宝塚歌劇団、Jリーグ、五輪代表選手など専属指導歴あり
講演・発表実績:30回以上
全国放送多数「ズームインスーパー」、地方放送多数、女性誌など出演・掲載多数
🟥拠点(全国対応)
福岡|広島|兵庫|大阪|名古屋|東京|札幌(全国あり)
※公式HP:https://stretch-tatsujin.com