専門家が解説!肩甲骨と姿勢改善3大エクササイズ完全ガイド
専門家が解説!
〜Wall Slide・Face Pull・Banded Pull Apart〜
なぜこの3種目が重要か?
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デスクワークやスマホ操作で多発する「猫背・巻き肩」
の根本改善に必須。 -
肩甲骨周囲(僧帽筋・菱形筋・前鋸筋)
のバランスを整えることで姿勢が安定。 -
いずれも「シンプルだけど奥が深い」エクササイズであり、
リハビリからアスリートまで幅広く使われている。
Wall Slide Exercise(ウォールスライド)
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やり方
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壁に背中をつけて立つ。腰・肩甲骨・
後頭部を壁に軽く押し当てる。 -
両腕を「W」の形で壁につける。
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ゆっくりと「Y」の字を描くように腕を上げる(
肘と手首が壁から離れないように)。 -
10〜15回を目安に行う。
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効果
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肩甲骨の上方回旋・後傾を促し、猫背改善に直結。
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インナーマッスル(前鋸筋・下部僧帽筋)を強化。
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四十肩・五十肩の予防。
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専門ポイント
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体幹の安定性が不足すると腰が反りやすいため「ドローイン」
しながら行うと効果UP。 -
肩甲骨の可動域測定(上方回旋角度)
にも使える臨床的エクササイズ。
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Face Pull(フェイスプル)
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やり方
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ケーブルマシンやチューブを顔の高さにセット。
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両手でロープを握り、顔に向けて肘を外に広げながら引く。
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肩甲骨を寄せて、肩をすくめないように注意。
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12〜15回を2〜3セット。
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効果
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僧帽筋中部・後部三角筋の強化。
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巻き肩改善、肩の安定性向上。
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デスクワーカーに多い「胸が硬く背中が弱い」
アンバランスを整える。
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専門ポイント
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肩甲骨のリトラクション(寄せ)と外旋を同時に促すため、
肩インナーマッスルのリハビリにも用いられる。 -
近年の研究では「肩関節障害予防エクササイズ」
として推奨されている。
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Banded Pull Apart(バンデッドプルアパート)
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やり方
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ゴムバンドを両手で持ち、胸の前で伸ばす。
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肩甲骨を寄せながら腕を左右に開く。
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背中の収縮を意識し、ゆっくり戻す。
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15〜20回を2〜3セット。
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効果
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菱形筋・僧帽筋中部の強化。
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長時間のPC作業で崩れた姿勢を整える。
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簡単&省スペースでできるため、習慣化しやすい。
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専門ポイント
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フォーム不良(肘が下がる/肩をすくめる)だと効果激減。
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姿勢矯正ベルトを使うより「自力で支える筋肉」
を作るのが根本改善につながる。
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3種目の組み合わせ効果
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Wall Slide → 肩甲骨の可動域と安定性を作る。
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Face Pull → 姿勢を保持する背中の筋力を強化。
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Banded Pull Apart → 日常的に簡単に姿勢リセット。
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流れとしておすすめ
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ウォームアップ:Banded Pull Apart(筋肉を目覚めさせる)
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メイントレ:Face Pull(背中の筋力強化)
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クールダウン:Wall Slide(可動域と姿勢調整)
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まとめ
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猫背・巻き肩の改善には「肩甲骨の動きと背中の筋肉強化」
が必須。 -
Wall Slide、Face Pull、Banded Pull Apartはシンプルながら専門家も推奨する黄金トリオ。
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継続することで「自然に胸が開く」「肩が軽い」「
呼吸が深くなる」といった変化を実感できる。 -
特にデスクワーク世代・スポーツ選手におすすめの必須エクササイズ。
◆監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®︎」創始者・
整骨院・整体院・
◆専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上
筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
施術法の考案者
- 筋膜はがしストレッチ
- 骨盤はがしストレッチ
- 肩甲骨はがしストレッチ
- 頭蓋骨はがしストレッチ
- 肋骨リブート™️/可動域ブースト™️/体軸チューニング™️/
◆ メディア掲載・出演実績
『腰痛に効く!全国治療院ガイド』(主婦の友社)
読売テレビ「すまたん」、TBS「スーパーフライデー」、
雑誌:anan、hanako、SAVVY ほか多数掲載
◆ 指導・施術実績
日本プロ野球投手、日本相撲協会所属力士、プロゴルファー、K-
オリンピック代表選手(体操・レスリング・水泳)
宝塚歌劇団団員、劇団四季ダンサー、俳優・女優 など多数
◆全国拠点
福岡|広島|兵庫|大阪|名古屋|東京|札幌
※公式HP:https://stretch-