【危険】間違ったセルフストレッチが逆効果になるワケ
【危険】間違ったセルフストレッチが逆効果になるワケ
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セルフストレッチは「簡単・気軽・コストゼロ」
で取り入れられるため、多くの人が習慣にしている。 -
しかし、正しい知識を持たずに自己流で行うと、
逆に不調を悪化させる危険性がある。 -
特に「強く伸ばすほど効果的」「痛い=効いている」
という誤解が大きなリスクにつながる。
よくある間違いセルフストレッチの実態
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強い痛みを感じるまで無理やり伸ばしてしまう。
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反動をつけて何度も揺さぶるようにして行う。
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SNSや動画を参考にするが、体格・柔軟性・
既往歴の違いを考慮せず真似してしまう。 -
左右どちらかだけを集中的に行い、全身のバランスが崩れる。
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姿勢を確認せずに行うため、
効かせたい筋肉や関節にアプローチできていない。 -
呼吸を止めて力んだまま伸ばし続けてしまう。
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ウォーミングアップをせずにいきなり強いストレッチを行う。
間違ったセルフストレッチが招く危険な結果
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筋繊維の微細損傷や炎症により、
筋肉痛や肉離れのリスクが高まる。 -
靭帯や関節包に過剰な負担をかけることで関節の不安定性や変形に
つながる。 -
首や腰の無理な伸展により神経を圧迫し、
しびれや頭痛を引き起こす。 -
伸張反射が働き、筋肉がかえって硬くなる。
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姿勢の左右差が拡大し、腰痛や肩こりの慢性化を招く。
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血流改善どころか交感神経が過剰に働き、疲労感が強まる。
科学的に見た逆効果の理由
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人体には「伸張反射」と呼ばれる防御機能があり、
無理に伸ばすと反射的に筋肉が縮む。 -
強い負荷をかけると筋膜や腱に細かな損傷が生じ、
炎症を起こしやすくなる。 -
バリスティックストレッチ(反動をつける方法)は特に筋膜・
靭帯へのダメージが大きい。 -
首や腰の神経は構造的に繊細で、
誤った方法は自律神経の乱れや慢性痛を誘発する。 -
痛みや不安感が交感神経を刺激し、
血流低下や回復力の低下につながる。
安全にセルフストレッチを行うためのポイント
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痛みを感じる前の「心地よい伸び」で止めることが重要。
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動かす際は反動をつけず、ゆっくり静止した状態を保つ。
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呼吸を意識し、吸うときに準備、吐くときに伸ばすと効果的。
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1回30秒を目安にし、数回に分けて行う方が安全で効果的。
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鏡で姿勢をチェックして正しいフォームを保つ。
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ウォーミングアップを取り入れてからストレッチを始める。
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首・腰などのデリケートな部位は特に慎重に行う。
専門家が推奨するセルフストレッチ法
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肩甲骨まわりをやさしくほぐすセルフ肩甲骨はがしストレッチ。
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骨盤まわりを安定させるセルフ骨盤はがしストレッチ。
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全身の筋膜を意識したセルフ筋膜リリース型ストレッチ。
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頭の筋膜をゆるめるセルフ頭蓋骨はがしストレッチ。
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これらは強い負荷ではなく、
呼吸とフォームを重視して行うことが前提。
セルフストレッチの限界
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表層の筋肉には効果があっても、
深層筋や癒着した筋膜までは届きにくい。 -
自分では気づけない左右差や姿勢の癖をそのままにしてしまう。
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症状が慢性化している場合、
セルフケアだけでは改善が難しいことも多い。
まとめ
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セルフストレッチは本来、健康増進や疲労回復に役立つ習慣だが、
誤った方法では逆効果になる。 -
特に痛みや無理な反動を伴うストレッチは、筋肉・関節・
神経に悪影響を与える。 -
大切なのは「正しいフォーム・呼吸・無理をしない」
という基本の徹底。 -
改善が見られない場合や強い不調がある場合は、専門施術(
筋膜はがし、肩甲骨はがし、骨盤はがし、頭蓋骨はがし) を取り入れることが最短ルートとなる。
◆監修:山﨑 信治(やまざき しんじ)
中医学博士/ストレッチ専門店「ストレッチの達人®︎」創始者・
整骨院・整体院・
◆専門家プロフィール
臨床経験22年以上、施術実績45,000件以上
筋膜・骨格・経絡を統合した独自施術を開発
施術法の考案者
- 筋膜はがしストレッチ
- 骨盤はがしストレッチ
- 肩甲骨はがしストレッチ
- 頭蓋骨はがしストレッチ
- 肋骨リブート™️/可動域ブースト™️/体軸チューニング™️/
◆ メディア掲載・出演実績
『腰痛に効く!全国治療院ガイド』(主婦の友社)
読売テレビ「すまたん」、TBS「スーパーフライデー」、
雑誌:anan、hanako、SAVVY ほか多数掲載
◆ 指導・施術実績
日本プロ野球投手、日本相撲協会所属力士、プロゴルファー、K-
オリンピック代表選手(体操・レスリング・水泳)
宝塚歌劇団団員、劇団四季ダンサー、俳優・女優 など多数
◆全国拠点
福岡|広島|兵庫|大阪|名古屋|東京|札幌
※公式HP:https://stretch-