専門家が解説】相反抑制と可動域の関係とは?柔軟性アップのカギを握るメカニズム
🧠【専門家が解説】相反抑制と可動域の関係とは?柔軟性アップのカギを握るメカニズム
👨⚕️ 相反抑制とは?
- 筋肉の**拮抗関係(反対の動きをする筋肉)**に関する神経反射の一種
- ある筋肉(主動筋)が収縮すると、反対側の筋肉(拮抗筋)は緩むように指令が出る
- 例:肘を曲げるとき、上腕二頭筋が働き、上腕三頭筋は自動的にゆるむ
🔗 相反抑制のメカニズム
- 主動筋が収縮すると、脊髄レベルで神経信号が働き、拮抗筋への抑制信号が出される
- 拮抗筋が緩むことで、動作がスムーズかつ効率的に行える
- この仕組みがなければ、筋肉同士が引っ張り合い、動作がぎこちなくなる
🦵 相反抑制と可動域の関係
- 拮抗筋が十分に**抑制(=ゆるむ)**されないと、関節の動きが制限される
- ストレッチで主動筋を意識的に働かせると、反対側の筋肉が自動的に緩みやすくなる
- 相反抑制が適切に働くことで、可動域が広がりやすくなる
✅ 可動域向上に活かすストレッチ法
- 例:ハムストリングスを伸ばしたいときは、大腿四頭筋を軽く収縮させる
- アクティブストレッチ(能動的なストレッチ)で主動筋を使うことが効果的
- トリガーリリースストレッチ®︎や機能解剖に基づいた施術は、相反抑制を意図的に活用
⚠️ 相反抑制がうまく働かない場合
- 筋バランスが崩れていると、拮抗筋が過緊張状態でうまく緩まない
- 神経系の伝達エラーや姿勢不良でも、可動域が狭くなる原因に
- 自己流ストレッチで改善しない場合は、専門的アプローチが必要
📝 まとめ
相反抑制は「筋肉が伸びやすくなる」自然な反応効果的なストレッチや運動では、このメカニズムを正しく活用することが重要「ストレッチの達人」では、相反抑制を応用した安全で効果的な柔軟性アップ施術を提供中
🎓 監修:山﨑中医学博士/ストレッチの達人代表
臨床経験20年以上。プロアスリートから高齢者まで幅広く指導。
ストレッチの達人®
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